ゴールド市場は来年までにブロックチェーン導入を夢みる
ロンドン貴金属市場組合(LBMA)は、遠隔地で掘り出された金属が仲介者によって取引され、世界中のバイヤーに販売されるまでを追跡する方法についてアイディアを募集した。
提出された25の提案ほとんどにはブロックチェーン技術が組み込まれていた。
世界最大の金現物市場を監視するその組合は、メール返答の中でこう述べた。
「世界で重要な金属市場のインテグリティの脅威を市場が緩和するために、この結果はそのテクノロジーを取り込むだろう」
「どの解決法が実施されるかは2019年前半に決定されるだろう」
所有者を特定し、採掘から金庫室まで安全を保持しながら金の供給をたどることは、武力紛争に資金提供する金属が世界市場に入り込むのを防ぐために必須であり、数年前まで電話オークションをあてにしていたその産業を現代化する最新手段である。
LBMAはまだブロックチェーンを使うかどうか決定しておらず、最高責任者Ruth Crowell氏は今週シンガポールで行われたカンファレンスで、
「いかに正しく理解し、効率的で実用的で信頼できることをするかだ」
と述べている。
提案は主に技術部門からであったが、技術提供者と金属精製業者の連合や、物流会社やNGOと関連する企業からのものもあった。
ロンドン市場で供給を許された精製業者のリストを監視するLBMAは金棒や銀棒の世界的水準も定めており、過去にはマネーロンダリングの疑惑があった企業を除名している。
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