SEC委員長ジェイ・クレイトン、ICO詐欺を厳しく取り締まる特別チームを称賛
SEC委員長ジェイ・クレイトン(Jay Clayton)氏は22日声明を発表し、アメリカとカナダの規制機関の共同チーム、Operation Crypto Sweepによる仮想通貨詐欺への厳しい取り締まりを称賛した。
「ICO市場の詐欺を取り締まる取り組みに参加し、連携しているアメリカとカナダの規制機関の仲間たちを私は称賛する」
「それら州や地方の規制機関らは、中小企業の投資者らを保護する重要な役割を果たしている」
Operation Crypto Sweepは2018年4月にNASAA(北米証券監督者機構)の管理のもと開始され、詐欺の可能性のある仮想通貨やICOに対してこの1ヵ月で70の調査に着手した。
ジェイ氏は、NASAAによって発表されている強制措置が、詐欺を行おうとする者に対する強い警告になるべきだと述べている。
NASAA会長のジョセフ・P・ボーグ(Joseph P. Borg)氏は、これまでそのチームが詐欺の可能性があるものに多数の停止通告書を送ってきたことを明かし、「今日発表されている措置はほんの氷山の一角だ」として、今後さらなる強制措置が用意されることを断言した。
ジェイ氏は声明の中で、ICOで証券が販売されたときはその基礎となる資産に証券法が適用されると述べており、証券法を無視して投資者らからお金を巻き上げる者は起訴されるとしている。
「残念なことに、新しいテクノロジーを使うことで証券法の基本指針を無視できると信じている市場参加者がいるようだ」
「しかし、我々の基本指針を放棄するケースは絶対にない」
SECはICO詐欺の避け方を投資者らに教育するフェイクICOサイトを立ち上げている。
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