アメリカカリフォルニア州にある高級住宅が、ビットコインで売却された。
3年前はドルでの売却が優勢だった不動産業界に、今何が起きているのだろうか？
CNBCの不動産特派員ダイアナ・オリックが、不動産仲介業者であり仮想通貨専門家であるトニー・ジョルダーノに取材した。

 

“Real estate gets in on the cryptocurrency craze” from CNBC

司会：ビットコインはまだ一般的ではありませんが、不動産業界が仮想通貨界に加わる理由となっています。「家をビットコインで買うなんて」？―CNBCのダイアナ・オリック（Diana Olick）がお届けします。

ダイアナ：カリフォルニア州マンハッタンビーチにあるこちらのお宅は、最近ビットコインで売却されました。
近年ますます増えている高級な資産の1つが、今や仮想通貨で購入されているのです。

私たちは3年前、不動産仲介業者であり仮想通貨専門家であるトニー・ジョルダーノ（Tony Giordano）に話を聞いていました。
その時彼は巨大なマリブの家をビットコインで売りに出していました。
その家は最終的にドルで買われることになりましたが、それは昔の話です。

トニー：僕たちはほんの始まりを経験しているにしか過ぎないと思う。
前回から変わったのは、仮想通貨がより人気になったことだ。
人々が頻繁に「どうやったら家や不動産を仮想通貨で買えるのかな？」と尋ねるようになったよ。

ダイアナ：これこそ、現在彼の会社が仮想通貨管理部門を持ち、仲介者や消費者の手続きを助けている理由です。
彼は私たちにいくつかのアドバイスを共有してくれました。

まず、ビットコインの利用方法を知っていて、すでに取引に精通している不動産業者を見つけましょう。もしあなたが売り手もしくは買い手なら、住宅ローン支払い済みの不動産が取引をより簡単にします。
次に、書類や法的責任を専門とする仮想通貨不動産の弁護士が必要になります。
最後に、ビットコインを取引し、ホールドできるエスクローが必要です。

ポール：私は2013年にここNYでコーヒーショップを運営し始めた時から、ビットコインでの支払いを受け付けています。

ダイアナ：これこそ、ポール・パタラキスがNYトロイにある家をビットコインとドルの両方で売ろうと決めた理由です。

ポール：私は1月に家をビットコインで売りに出したのですが、数日後にドルでのオファーがありました。だから保留したのです。

ダイアナ：今日の非常に競争の激しい不動産市場において、これはビットコインの大きな課題かもしれません。
需要が高いので、そもそもビットコインが役割を持つ前に、売り手はドルでのオファーも受ける可能性が高いのです。
とはいえ、ライバルが少なく、国際的なバイヤーが投資しているようなハイエンドでは、ビットコインでの購入はさらなる注目と噂を集めるでしょうし、より速い販売につながるかもしれません。

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