Liskは「利用しやすさ」を念頭にブロックチェーンプロジェクトを再ローンチ
Liskのブロックチェーンネットワークチームは、火曜日、ベルリンで再始動イベントを開催し、新しい外観とプロジェクトの長期計画を誇らしく発表する。
「通常であればブランドの再構築というのはデザインの変化のみですが、このプロセスを経る間に、私たちはさらなる変化が必要であると判断しました。」Liskの共同創立者でありCEOのMax KordekはCoinDeskに語った。
午後7時半(CET)に予定されたイベントで、その新興事業は新しいフロントエンドのデザインやウォレット、ダッシュボードを発表する予定だ。Kordekは、そのアイディアは仮想通貨管理に関連した様々なツールに不慣れなユーザーがより利用しやすくなるためのものであり、その技術に詳しい人たちに対しても同様であると述べた。
「当初は、むしろ技術プロジェクトにかなり近いものでした。」Kordekは言う。「今やそれよりも私たちは人々に可能性を与え、手段を提供しようとしている。なぜならブロックチェーンの技術はそれほど素晴らしいものだからです。つまり私たちは、全員がそれを足掛かりにできるよう、利用しやすいものにし、人々に広めたいと思っているのです。」
2016年中旬、LiskはCryptiのフォーク(枝分かれ)として初めてデビューし、その5月にはIOCで14,000 BTCを獲得している。CoinMarketCapのデータによると、現在LSKは時価総額で17番目に大きい仮想通貨であり、報道時点では20億8700万ドルあたりを漂っている。
2方向のアプローチ
Kordekは、Liskの利用しやすさを向上するアプローチには2つの要素があると言う。
その1つとして、そのチームは、すでに既存のコミュニティーの一員となっている利用者や開発者のために、より良いプラットフォームを作りたがっている。先週、Liskはメインネットワークに付随する“高品質のサイドチェーン”の開発を支援する基金を発表した。Korderkはブログ投稿の中で、1,700,000LSKをその戦略に充て、その投資は5,000~500,000ユーロとなるだろうと述べた。
同時に、Liskは新規利用者も招き入れようと努力している。
「私たちは新しい人々も惹きつけなければならないですし、彼らはブロックチェーンについては何も知りません。だから私たちは彼らが利点を見出せるよう、この技術について教え、教育する方法も見つけなければならないのです。」Kordekは説明した。
Liskは新しい利用者に“より速く提供され、より素早くエコシステム全体に飛び込める”ような仮想通貨ウォレットを経験してもらうことを優先することで、幾分か利用しやすさが向上することを期待している。
さらにLiskチームは、ブロックチェーン“アカデミー”を創立する計画を本日発表する予定であると述べており、それを技術教育の中心として使うことを見据えている。
「アップルは、当然iPhoneの使い方を世界に教えなければなりませんでした。」Kordekは言う。「つまり、私たちは何か似たことをしなければいけません。私たちはまずブロックチェーンとは何か、その利点は何かを人々に教え、その上で私たちのウォレットもしくはエコシステムの使い方を教える必要があるのです。」
元記事: https://www.coindesk.com/lisk-relaunches-blockchain-project-accessibility-mind/